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安野貴博が矢作学と見る「マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート」展【5/7ページ】

宗教とテクノロジー

矢作 ルー・ヤンは自身のアバター「DOKU」を登場させ、仏教的世界観とその精神を扱う映像作品を制作しています。音楽とともに「DOKU」が踊る映像の周りには、賽の河原を思わせる石が積まれ、天井からは梵字の掛け軸が垂れ下がる、といったように、宗教性を感じさせるモチーフがたくさんありますね。最新のテクノロジーを使いながら宗教(信仰)やスピリチュアリティを表現する作家が増えてきています。

展示風景より、ルー・ヤン《独生独死―自我》(2024)

安野 特殊な経験や背景をもっている人たちが、これまでになかった独自のビジョンを世の中に対して生み出すことができる時代になったということですよね。

 先程の佐藤さんの作品にあるアセットもそうですが、大量のデータベースから自分でいちから制作しなくても、自分ではない存在になることができる基盤が出来上がってきた。これは人類史上大きなことだと思いますし、世界を創造できる可能性が誰にでもあるということは、宗教と無関係ではないでしょう。

ルー・ヤン《独生独死―自我》を見る安野貴博と矢作学

編集部

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