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「高畑勲展─日本のアニメーションを作った男。」(麻布台ヒルズ ギャラリー)開幕レポート。「火垂るの墓」は反戦映画ではないと語った高畑の哲学とは

東京・麻布台でにある麻布台ヒルズギャラリーで、「高畑勲展─日本のアニメーションを作った男。」が開幕した。会期は9月15日まで。

文・撮影=大橋ひな子(ウェブ版「美術手帖」編集部) 撮影協力=三澤麦(ウェブ版「美術手帖」編集部)

 東京・麻布台でにある麻布台ヒルズギャラリーで、「高畑勲展─日本のアニメーションを作った男。」が開幕した。会期は9月15日まで。

 今年は高畑勲(1935~2018)の生誕90年であり、高畑が大きな影響を受けた太平洋戦争終戦から80年が経過する年であることから、本展の開催が決定した。

 高畑は、1960年代から半世紀にわたって日本のアニメーション制作のシーンを牽引したアニメーション映画監督。 三重県生まれ、岡山県育ちの高畑は、東京大学仏文学科卒業後の1959年、東映動画(現・東映アニメーション)に入社。 その後1985年にスタジオジブリの設立に参加し、90年代以降も世界的に前例のない技法を進化させるなど、アニメーション界に大きな影響を与えてきた。

 本展は高畑の作品を時代ごとにたどりながら、アニメーターとしての仕事の裏側やその哲学を紐解くものとなる。

編集部

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