
今週末に見たい展覧会ベスト17。ヒルマ・アフ・クリントから国宝、名刀・甲冑・武者絵まで
今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。
今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。
ホテル アンテルーム 京都で、現代アートとインディーゲームの相互の魅力に迫る展覧会「art bit - Contemporary Art & Indie Game Culture - #5」が開催される。会期は6月21日〜8月23日。
フリーダ・カーロの人生と創作における“出発点”に光を当てる新たな美術館「ムセオ・カーサ・カーロ」が、この秋メキシコ・シティに誕生する。
アートフェア「フリーズ」が、韓国・ソウルの薬水洞に常設スペース「フリーズ・ハウス・ソウル」を開設。建築家ユニットSANAAによるインスタレーションも常設展示される。
「ART FAIR ASIA FUKUOKA 2025」がマリンメッセ福岡で開催される。会期は9月26日〜28日の3日間。
「札幌国際芸術祭2027」が2027年の1月から2月にかけて開催。テーマは「PLANET SNOW(プラネット・スノー)ーupas mintar(ウパㇱ ミンタㇻ)/upas nociw(ウパㇱ ノチウ)」に決定し、アドバイザーに宇宙飛行士の山崎直子が就任した。
グッチ銀座 ギャラリーで展覧会「横尾忠則 未完の自画像 - 私への旅」を開催中の横尾忠則によるアートウォール《未完の足場》が、瀬戸内の香川県・豊島で公開されている。
都市文化の創造への寄与を目指し、著作物を顕彰する「高島屋・東神開発都市文化賞」を高島屋と東神開発が設立する。
奈良にある世界遺産・春日大社が、特別展「究極の国宝 大鎧展─日本の工芸技術の粋を集めた甲冑の美の世界─」を国宝殿で開催する。会期は7月5日~9月7日。
第2回
アートマーケットや文化支援の現場で、着実に存在感を増しつつあるミレニアル世代のアートコレクターたち。本連載では、彼らの価値観や活動を通じて、アートと社会のこれからを見つめていく。第2回は中国・上海を拠点に活動する車宣橋。個人コレクターとしてキャリアをスタートさせ、非営利機関MACAアートセンターの創設を経て、“公共性”を重視したアート支援のあり方を模索し続けている。
今年3月27日、ドナルド・トランプ大統領は「アメリカの歴史に真実と平静を取り戻す」と題する大統領令に署名。近年における歴史の見直し運動を批判し、その矛先はスミソニアン協会にも向けられた。トランプ大統領によってとくに指摘を受けた展覧会は、一体どのような内容だったのか。國上直子がレポートする。
6月10日に北京で開催された人気キャラクター「ラブブ」に特化した初のオークションでは、等身大のフィギュアが過去最高額となる108万元(約2200万円)で落札された。
音楽家・渋谷慶一郎と振付家・サー・ウェイン・マクレガー、そして建築家・妹島和世という異なる分野のクリエイターが集結し、音楽、ダンス、建築、そしてテクノロジーの領域を横断する国際共同制作の舞台作品が始動した。
東京・銀座にあるマイナビアートスクエアで、松田将英の個展「『Great Reset』ーポスト太陽フレア時代における再起動プロトコルー」が始まった。
東京・渋谷の渋谷教育学園内にあるUESHIMA MUSEUM で、コレクション展「創造的な出会いのためのテーマ別展示」が開催される。
コジコジとアーティストのYOSHIROTTENのコラボレーション展「COJI-COJI UNIVERSE COJI-COJI meets YOSHIROTTEN “SUN”」が、渋谷PARCOと心斎橋PARCOで開催される。
シャネルによってパリに設立された複合施設「le19M」。その企画展「la Galerie du 19M Tokyo」が六本木ヒルズ森タワー52階で開催される。
⽇本橋三井ホールで開催予定の没入型展覧会「クリムト・アライブ」。その公式アンバサダーにKis-My-Ft2の千賀健永が就任した。
難民や避難を求める人々の貢献や創造性を祝う、世界最大の芸術・文化フェスティバル「難民ウィーク(Refugee Week)」が日本で初開催。全国各地でイベントが開催される。期間は6月16日~22日。
1911年、平塚らいてうは「元始女性は太陽であった」と高らかに書き記した。2025年、その言葉の意味がいま、再び問われている。KOTARO NUKAGA Threeで開催中の「『元始女性は太陽だった』のか?」展(〜6月14日)では、異なる世代・視点を持つ3人のアーティストが、戦争と母性、制度と記憶、そして未来の身体をめぐって問いを投げかける。本稿で評論家・キュレーターとしてフェミニズム展を牽引してきた笠原美智子(長野県立美術館館長)は、展覧会の構成をたどりながら、現代日本におけるフェミニズムの現在地と、その可能性を考察する。