今週末に見たい展覧会ベスト12。「カラーズ」展から「創造と破壊の閃光」、「DESIGN MUSEUM JAPAN展」まで【2/6ページ】

「第18回shiseido art egg」(資生堂ギャラリー

展示風景より

 資生堂ギャラリーでは、第18回「shiseido art egg」に入選した、大東忍、すずえり(鈴木英倫子)、平田尚也の3名の個展を開催。その第2期展として、すずえり(鈴木英倫子)の個展が5月18日まで行われている。レポート記事はこちら。

 すずえりは、ピアノや自作の電子回路などを連動させた装置を用いてインスタレーションや即興演奏を手がけ、音やそれを媒介する通信技術の表象に物語性を見出そうとする作家だ。同展では、Wi-FiやGPSといった現代の通信技術の基礎を生み出した発明家でハリウッド女優のヘディ・ラマー(1914〜2000)の生涯にフォーカス。「通信」というテーマを通じて、社会の在り方や女性の生き方について考えるものとなる。

会期:[第2期展 すずえり]4月16日~5月18日
会場:資生堂ギャラリー
住所:東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階
開館時間:11:00~19:00(日祝〜18:00) 
料金:無料

 「リチャード・タトル『San, Shi, Go』」(小山登美夫ギャラリー 京橋)

十三 13 2024 spray paint, pine wood, plastic, paper, nail 27.6 × 27.8 × 14.0 cm © Richard Tuttle

 小山登美夫ギャラリー京橋で、リチャード・タトルによる個展「San, Shi, Go」が5月17日まで開催されている。インタビュー記事はこちら

 リチャード・タトル(1941〜)は、現在ニューヨークとニューメキシコを拠点に活動。絵画を解体するようにキャンバスをカットし壁に展示した「クロス・ピース」、ワイヤーとその影、ドローイングの線で構成した「ワイヤー・ピース」などの初期の代表作をはじめ、ドローイングともペインティングとも彫刻とも言えるジャンルを超えた自由な表現は、つねにアートシーンを刺激し次世代にも影響を与えてきた。

 現在、83歳のタトルは、約60年のキャリアを築きながら、いまなお先鋭的な探究心を持ち制作を続けている。作家にとって同廊における7年ぶり5度目の個展となる本展に際して発表された最新作などをぜひチェックしてほしい。

会期:2025年4月4日~5月17日
会場:小山登美夫ギャラリー 京橋
住所:東京都中央区京橋1-7-1 TODA BUILDING 3階
電話番号:03-3528-6250
開館時間:11:00~19:00
料金:無料

編集部

Exhibition Ranking

見附正康

2025.05.23 - 07.05
ARTRO
京都

木梨銀士「Flux」

2023.02.02 - 02.17
GALLERY HAYASHI + ART BRIDGE
丸の内 - 銀座|東京

非常の常

2025.06.27 - 10.04
国立国際美術館
大阪

Dressing Up: Pushpamala N

2025.06.26 - 08.16
シャネル・ネクサス・ホール
丸の内 - 銀座|東京