「DESIGN MUSEUM JAPAN展2025」(国立新美術館)

国立新美術館で「DESIGN MUSEUM JAPAN展2025~集めてつなごう 日本のデザイン~」が5月15日に開幕した。
本展は、NHKで放送してきた「デザインミュージアムジャパン」と歩調をあわせ、展示を通じて地域の魅力を発信し、日本全体にひとつの「デザインミュージアム」を浮かび上がらせようとする取り組みだ。今回の展示は、2024年度にリサーチされた8つの「デザインの宝物」を中心に展覧会が構成されている。
菊地敦己(グラフィックデザイナー)「『ほうろうの生活用品』〈デザイナーなし〉の温かいデザイン」(栃木)、宮永愛子(現代美術作家)「『ヒラギノフォント』明朝体と京都の新しく古い関係」(京都)、塚本由晴(建築家)「『氷室』かき氷を生んだランドスケープ」(天理、奈良県)、佐藤卓(グラフィックデザイナー)「『スナック』〈間〉をつなぐ本能のデザイン」(宮崎)らが紹介されている。
会期:2025年5月15日~5月25日
会場:国立新美術館
住所:東京都港区六本木7-22-2
電話番号:050-5541-8600
開館時間:10:00~18:00(5月15日は15:00〜、金〜20:00) ※入場は閉館の30分前まで
休館日:5月20日
料金:無料
「上村松園と麗しき女性たち」(山種美術館)

山種美術館で、生誕150年を記念した特別展「上村松園と麗しき女性たち」が5月17日に始まる。
「一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香高い珠玉のような絵こそ私の念願」と語った日本画家・上村松園。清らかで気品に満ちた松園の作品は、いまもなお多くの人々を魅了し続けている。2025年に松園が誕生して150年を迎えることを記念した本展では、名品を取り揃え、その画業をたどるとともに、松園と同時代の画家から現在活躍中の若手作家にいたるまで、女性の姿を描いた作品を紹介。
展覧会では、画業の初期から晩年までの22点の優品を通じて、近代日本を代表する女性画家・上村松園の魅力に迫る。あわせて、同じく2025年に生誕130年を迎える小倉遊亀、生誕120年の片岡球子など、様々な画家による麗しき女性たちの姿を描いた作品を見ることもできる。
会期:2025年5月17日~7月27日
会場:山種美術館
住所:東京都渋谷区広尾3-12-36
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし、7月21日は開館)、7月22日
料金:一般 1400円 / 大学・高校生 1100円 / 中学生以下 無料(付添者の同伴が必要)