MAGAZINE

PREMIUM

占星術研究家・鏡リュウジが見たヒルマ・アフ・クリント。作家をかたちづくったスピリチュアリズムの源泉とは

スウェーデン出身の画家ヒルマ・アフ・クリント(1862〜1944)によるアジア初の大回顧展「ヒルマ・アフ・クリント展」(〜6月15日)が、東京・竹橋の東京国立近代美術館で開催されている。その作品と思想について、占星術研究家の鏡リュウジと本展企画担当の三輪健仁(東京国立近代美術館美術課長)に対談で迫った。

INTERVIEW

キュレーションと公平さの狭間で。檜山真有評「(こどもの)絵が70年残ることについて」

HAPSが東京国立近代美術館主任研究員・成相肇をゲストキュレーターに招聘して開催した展覧会「キュレーションを公平フェアに拡張する vol.3 (こどもの)絵が70年残ることについて」。障害者支援施設「落穂寮」と「みずのき」に残る絵をもとに、「障害」という属性に遡る「こども」という時間軸から、評価と属性についての判断に一石を投じることを試みた本展を、BUGのキュレーター・檜山真有がレビューする。

REVIEW

PREMIUM

タイのバンコクとカオヤイ、ふたつの新たなアート施設が示す「癒し」と「ケア」の可能性

2025年現在、タイ・バンコクのアートシーンが静かに、しかし着実に注目を集めている。山と都市、それぞれの極に設けられたふたつの新施設──カオヤイ・アート・フォレストとバンコク・クンストハレは、まったく異なる環境において共通の哲学「癒し」と「ケア」を掲げ、アートの可能性を拡張している。

NEWS / REPORT

勅使河原宏の生誕100周年記念プロジェクトが始動。開幕展「SA NI HA|さには」が草月会館で開催

いけばな草月流第三代家元であり、美術、映画、舞踏、陶芸、書など幅広い分野で活躍した勅使河原宏。その生誕100周年を記念したプロジェクト「Hiroshi Teshigahara : Visionary Worlds」が始動。開幕展として「SA NI HA|さには」が、東京・赤坂の草月会館で開催される。会期は6月7日〜7月6日。

NEWS / EXHIBITION

PREMIUM

第30回

[ARTIST IN FOCUS]玉山拓郎:直感と記憶の「自然な判断」による主体性の最小主義

身近にある事象やイメージを参照した立体的な造形や鮮やかな照明、映像、音響を組み合わせたインスタレーションを制作する玉山拓郎。豊田市美術館で開催された過去最大規模の個展「FLOOR」では、5つの展示室にわたってひとつの巨大な構造物を展示。近年の制作における態度から、本展の背景を聞いた。

SERIES / ARTIST IN FOCUS