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「ブラック・ダンディズム」とは何か──メット展が映し出す黒人紳士服の系譜

メット・ガラ2025のテーマは「Tailored for You」。同時期に開幕した黒人の紳士服文化「ブラック・ダンディズム」に焦点を当てた回顧展は、ファッションを超えた自己表現の歴史をたどる試みでもあった。18世紀から現代まで、装いを通じて社会の境界線を越えてきた黒人たちの姿を通じて、「仕立て服」が伝える物語を探る。

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町田の新美術館「国際工芸美術館(仮称)」は2029年に開館できるのか。異例の建設契約辞退が発生、計画の再考求める市民も

東京・町田の町田市立国際版画美術館に隣接する芹ヶ谷公園内に開館予定の新美術館「(仮称)国際工芸美術館」の建設延期が続いている。入札不調、計画見直しを訴える近隣住民や市民の運動、市が「計画に変更はなく2029年の開館を目指す」とする同館に何が起きているのか。経緯と現状を取材した。

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6月に見るべき展覧会ベスト16

2025年6月に開幕する展覧会のなかから、とくに注目したいものを編集部がピックアップしてお届けする。*最新情報は各館公式サイトをご確認ください。

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第55回

WORLD REPORT「ロンドン」:遠のく非暴力という理想。インド激動の時代におけるアート

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年4月号の「ロンドン」では、バービカン・アート・ギャラリーで開催された、インド亜大陸全域の美術を俯瞰する展覧会「想像上のひとつのインド:1975〜1998年のアート」を取り上げる。70〜90年代の激動時代において、インドではどのような表現が生み出されてきたのか。また、今日それらに焦点を当てる意義とは? 橘匡子が論じる。

SERIES / WORLD REPORT

安野貴博が矢作学と見る「マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート」展

東京・六本木の森美術館で開催中の「マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート」展で、美術手帖プレミアム会員限定のトーク鑑賞会が開催された。起業家・AIエンジニア・SF作家である安野貴博と、本展を共同企画したアソシエイト・キュレーターである矢作学によるトークのハイライトをお届けする。

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第54回

WORLD REPORT「ニューヨーク」:別世界の2人が見つめるそれぞれの物語と社会の結び目

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年4月号の「ニューヨーク」では、メトロポリタン美術館での「ジェシー・クライムス:矯正」展と、インドの写真家ソーラブ・フラの個展「ソーラブ・フラ:マザー」(MoMA PS1)の2つを取り上げる。クライムスとフラ、異なる立場を持つ2人は、それぞれの位置からどのように社会を見つめているのか。國上直子が考察する。

SERIES / WORLD REPORT

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美術家・鴨治晃次インタビュー。ポーランドで66年間探し続けた「存在の感覚」

ポーランドを拠点に活動を続ける美術家・鴨治晃次。その日本初の個展「鴨治晃次 展|不必要な物で全体が混乱しないように」が、ワタリウム美術館で6月22日まで開催されている。鴨治にとって66年ぶりの帰国展ともなる本展にあわせて、ポーランドでの制作活動やその哲学について話を聞いた。

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